第58回スプリンターズステークス・G1が9月29日、中山の芝1200メートルで行われる。
函館SS、キーンランドC連勝中のサトノレーヴ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎)。今回と同じ条件の春雷S・リステッドの時計、勝ちっぷりも高く評価できるだけに、このメンバーでも十分に争覇圏だ。
前走で不得意と言われた左回りを克服し、中京のセントウルSで重賞4勝目を挙げたトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)。充実一途で末脚も迫力アップ。今年のオーシャンSで中山コースをこなしており、ここは期待十分の鞍だ。
スプリンターS2着、高松宮記念覇者のマッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎)は現在のスプリント路線では最上位級の存在。パワーを要する馬場なら一歩リード。
昨年の覇者ママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎)、横山武史騎手とのコンビで新味に期待のナムラクレア(牝5歳、栗東・長谷川浩大厩舎)、函館SS、アイビスSD2着のウイングレイテスト(牡7歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、一昨年2着のウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎)は前走・京王杯SCを勝っての参戦。末脚自慢のオオバンブルマイ(牡4歳、栗東・吉村圭司厩舎)は展開がハマれば。香港勢ではビクターザウィナー(セン6歳、香港・C.シャム厩舎)、ムゲン(セン6歳、香港・P.ン厩舎)が登録。(大上 賢一郎)