◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル)追い切り=9月25日、美浦トレセン
前走のセントウルSで重賞4勝目を挙げて、待望のG1初制覇を狙うトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)が、好仕上がりをアピールした。Wコースで外ジュンブライト(4歳1勝クラス)を追走する形から、5ハロン67秒4―11秒6の馬なりで最後まで余裕の手応えで約半馬身先着した。伸び伸びとしたフットワークで、活気あふれる雰囲気だった。
手綱を執った菅原明良騎手は「使った上積みはあると思いますし、いい動きをしていました。中2週も問題なく、前走よりも良さそうです」と、好感触を口にした。高柳瑞調教師も「右回りで、いい状態で使えそうなので、チャンスはあると思います」と、期待を込めた。