【スプリンターズS】ビクターザウィナーが中山で楽々と登坂! モレイラ騎手「勝つ資格はある」

中山競馬場の芝コースで追い切ったビクターザウィナー(カメラ・池内 雅彦)
中山競馬場の芝コースで追い切ったビクターザウィナー(カメラ・池内 雅彦)

◆第58回スプリンターズS・G1(9月29日、中山競馬場・芝1200メートル)追い切り=9月25日、中山競馬場

 今年の高松宮記念で3着に入った香港馬・ビクターザウィナー(セン6歳、Cシャム厩舎、父トロナド)は、中山競馬場の芝コースで初コンビのジョアン・モレイラ騎手を背に単走で追い切られた。馬場入り後、キャンターで徐々に加速すると残り800メートル付近からトップギアにスイッチ。パワフルな動きで馬場の6分どころを駆け抜け、4ハロン54秒7―11秒6をマークした。

 課題とされている最後の急坂でも動きはにぶることなく、何ら問題なし。モレイラ騎手も「感触は非常に良かった。自ら前に進む感じで、気持ち良く乗れた。タフなレースだが勝つ資格はあると思う」と手応えを口にした。

 気になるのは戦法。逃げで結果を出し続けているが、今回はピューロマジックやウイングレイテストといったテンの速い馬が多い。シャム調教師は「枠番が出てから、ジョッキーと相談してから決めます」と、思案を巡らせていた。

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