好調のままに(栗東)

ローランドバローズ
ローランドバローズ

 こんにちは、山本です。今日は名古屋へ向かう途中、新幹線の中でのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨日は「忙しくなりそう」で省略した前振りゾーンですが、本日は「忙しさ真っ只中」につき、2日連続の「閉店」とさせていただきます。今日は恐らく完成が夜、または明日の明け方になるかと思われます。何か、ホントにドタバタしているんですよ。

 では、明日の競馬を中心に見ていきましょう。まずは中京4R&5Rの新馬で注目を集めるのは上村厩舎ではないでしょうか。いやね、現2歳世代がホントにすごいんですよ。ここまで5頭を送り出して、4頭が新馬勝ちですよ。「本当にしっかりと作っているからね」とは普段から調教を手伝っている岩田康Jです。

 その岩田康Jが明日の2鞍は手綱を執ります。4Rのローランドバローズ(牡、父ヘンリーバローズ、母ダイアナバローズ)は兄に先日の日本テレビ盃を勝ったウィリアムバローズがいます。「パワーがあって、いい走りをする。能力的にはかなりあるんじゃないかな」と岩田康Jが言えば、上村調教師も「やるごとに良くなってきたね」と合格点といった感じです。初戦からといった雰囲気が、しっかりと伝わってきましたね。

 続く5Rはブラックプレイズ(牡、父キタサンブラック、母スキャンパー)。こちらも岩田康Jが「乗り味の良さなら、今年の(上村厩舎の)2歳馬の中でも1番かも」とかなりの素質を感じています。速い追い切りには乗っていないので、実戦でどうかと口にはしていましたが、軽い調教だけでも相当な可能性を感じ取っている様子。こちらも期待したいところですね。

 上村厩舎は来週の京都ダート1800メートルにステイクオール(牡、父ナダル、母ボールドアテンプト)、京都芝1800メートルにセリオヴェローチェ(牡、父サートゥルナーリア、母オーサムウインド)、その翌週となる2週目の京都芝1800メートルにダンタリオン(牡、父リオンディーズ、母ビガップ)が岩田望Jでスタンバイしています。なかでも動き的にも注目は松山Jが騎乗予定のセリオヴェローチェかな。「いいモノを持っていると思うけど、一生懸命すぎる面がある。フォームもいいので、あとは少し気を抜くことを覚えてくれれば」と上村調教師は説明してくれました。まだ、勢いは続きそうな予感がします。

 さて、明日の中京5Rです。矢作厩舎からジャックオダモ(牡、父Wootton Bassett、母Magic America)が出走します。藤田晋オーナー+矢作厩舎+仏アルカナ社セール。そう、シンエンペラーと同じラインです。「緩いのは緩いけど、素質はあると思う。中京の最終週の馬場は合いそう」と矢作調教師。シンエンペラーのデビュー前も同じようなトーンで完勝したような記憶があります。荒木助手も「おくてですが、フニャッとした感じでも時計が出るんですよね。性格もいいです。クラシックタイプじゃないですかね」と分析。来週のフランスで大一番を控える「先輩」にいい報告を届けられますかね。

 京都5Rの最後は池江厩舎のダノンジャガー(牡、父キズナ、母カヴァートラブ)です。この馬、本当に乗り込んできましたね。池江調教師は「まずまずという感じ。距離は合いそうです。以前は前ばかりで走っていたが、それがなくなって、トモの力強さにつながっている」と分析します。今週の追い切りに騎乗した岩崎助手も「徐々に良くなってきましたね。今週も反応できていました」と上昇気配を感じ取り、手応えをつかんでいました。

 池江厩舎で乗り込んでいるのは、この馬だけじゃない。母に重賞ホースを持つレベルスルール(牡、父イスラボニータ、母ロックディスタウン)は来週の京都芝マイルをシュタルケJで予定。「順調です。マイナスポイントの少ない馬ですね」と池江調教師は評価。母の父オルフェーヴルの激しさも、今は影を潜めているようです。さらに、翌日の京都芝1800メートルには兄にレッドジェネシスなどがいるレッドギフテッド(牡、父エピファネイア、母リュズキナ)が横山武J。さらに、10月12日の芝2000メートルにはディープモンスターの弟になるリガーレ(牡、父キズナ、母シスタリーラヴ)もいます。鞍上は岩田望J。「ディープモンスターに似ていますよ。ディープほどの軽さはないけど、エンジンがかかってからはいい脚。レースまでに十分整うと思います」と好感触でした。

 ということで、ネット限定「厳選馬」ですが、今日は中京5Rの12ブラックプレイズ。岩田康Jの感触を信じます。続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

中京3R・10カルドウェル(調教ではいい動き。初戦はハイペースに巻き込まれたが、立て直した効果に期待)

中京11R・8サンデーファンデー(前回は仕上がり途上。「使った上積みはありますよ」と生野助手)

中山11R・4リッケンバッカー(好メンバーだが、タフな馬場もこなせる、この馬の末脚にかける)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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