デビュー7年目の西村淳也騎手が9月29日、スプリンターズS(中山、芝1200メートル)で騎乗したルガルでG1初制覇を飾った。同騎手は18年3月に栗東・田所秀孝厩舎からデビュー。21年春に定年引退した師匠の田所秀孝さんが、祝福のメッセージを寄せた。
田所秀孝元調教師「今まで一生懸命に頑張ってきて、乗り数が増えて騎乗馬にも恵まれるようになり、ついにG1勝利にたどり着くことができました。私の厩舎にいた頃、現代っ子という感じでしたが、芯がしっかりしていて、いつもお母さんを大事にしているのが伝わってきました。勝利インタビューでお母さんのことを言うかなと思っていたのですが、スタッフ、他の関係者にも感謝の言葉を伝えたのは彼らしいなと思いました。仲のいい坂井瑠星騎手とレースで一緒に乗っていたときは、負けることが多かったのですが、その悔しさを刺激に頑張ってきたから、大きなレースで勝つことができたのだと思います。念願のG1を勝つことができて、本当におめでとうございます。私も感無量です」