JRA(日本中央競馬会)は10月11日、相次いでいる若手ジョッキーの通信機器(スマートフォン)不正使用を受け、現在の通信機器の取り扱いについて説明した。
現在、JRA所属騎手は開催前日の21時までに、競馬場および東西両トレセンの調整ルームに入室することが義務となっている。その際、玄関に設置されているロッカー内に職員立ち会いのもと通信機器は預け、ロッカー番号を職員に申告。開催が終了するまで、機器を取り出すことは禁止されている。厩舎関係者との連絡は設置されている内線で行うことが可能。
一方で、土曜日に東京競馬場で騎乗し日曜日に京都競馬場に騎乗するといったような、開催期間内に移動する騎手に関しては、タクシーの手配、移動手段の検索、電子決済など限定的に私用携帯の使用を許可している。その際、JRAによる通信履歴の確認等は行っていない。
調整ルーム内に通信機器を持ち込むのが禁止になったのは昨年6月から。それまでは、通信を行わず、事前にダウンロードしたレース映像を見るために使用することは許可されていた。