10月13日の東京5R・2歳新馬(芝1600メートル=15頭立て)は、6番人気のテイクイットオール(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎、父キズナ)が、上がり3ハロン33秒2の末脚で差し切った。勝ち時計は1分37秒8(良)。
道中は好位5、6番手の内で脚をため、直線に入って鞍上が外にリード。先に抜け出したビッグヴァレイ(3着)をとらえると、ライネリーベ(2着)の追撃を首差振り切り、接戦を制した。三浦皇成騎手は「返し馬で緩さを感じて新馬向きの感じはしなかったですが、エンジンがかかったときの切れが際立ちましたね。キズナ産駒らしく軽い走りで、距離は延びてもよさそうです」と初戦Vに驚いた様子だった。
中竹和也調教師は「切れがありそうですし、能力で勝ってくれましたね。今後は距離を延ばしていこうと思いますが、緩さもあるので、(間隔を)詰めては使わないと思います」と中距離路線を目指していく方針だ。