【アルテミスS・玉木の特注馬】新馬戦で差し返す根性を見せたザラタン 中竹調教師「1回、経験したのは大きい」

ザラタン
ザラタン

◆第13回アルテミスS・G3(10月26日、東京競馬場・芝1600メートル)

 9月21日の中京・芝1600メートルの新馬戦を勝ったザラタン(牝2歳、栗東・中竹和也厩舎、父キズナ)。五分にスタートを出たが、1ハロン以上、3頭の真ん中というプレッシャーのかかるポジションで力んでいた。戦前から中竹調教師が「他馬を気にする」と指摘していたが、隊列が決まると2番手で折り合って、センスの高さを見せた。

 直線に向くと外から3着馬に前に出られたが、しぶとく食い下がってゴール前でグイッと出た。柴田助手が「差し返す根性を見せてくれた。まだ見た目も子供でこれからの馬だけど、府中でも楽しみ」と期待すれば、中竹調教師も「前走もある程度仕上がっていたけど、1回(レースを)経験したのは大きい。何も心配してません」と悠然と構える。初の長距離輸送を控えているだけに、最終追い切りで落ち着いて走れるか注目したい。(玉木 宏征)

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