◆第170回天皇賞・秋・G1(10月27日、東京競馬場・芝2000メートル)
伝統の中距離戦はG1馬6頭など豪華メンバーの15頭によって争われ、2番人気のドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)がG1・4勝目を飾った。このレース結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が27日に自身のX(旧ツイッター)を更新した。
安藤氏は復活Vを遂げたドウデュースを絶賛。「あのペースを後方2番手で我慢しとられるユタカちゃんがさすがなら、一瞬にして突き抜けるドウデュースの瞬発力もとんでもない」と驚いた様子で、「前半と馬場を思えば時計も優秀やし、獲りたいレースで最高のパフォーマンスやった」と称賛した。
1番人気ながら13着に敗れたリバティアイランドについては「ゲート裏のテンション高くて、意図した位置に収まらんかった印象」と指摘した。
9番人気で2着に激走した昨年のダービー馬は特に印象に残った様子。「驚いたんがタスティエーラ。前2走で萎(しぼ)んだ分を膨らませた18キロ増で、本来は中距離馬なんやろな。陣営がようここまで立て直した」と関係者の仕上げをたたえた。
また、ハナを切って3着に粘り込んだホウオウビスケッツには「前走からの上積みと絶妙なペース配分。差された相手が悪かっただけ」と分析。人気の一角になっていたレーベンスティールに関しては「G1入ると小ぢんまり映った。改めて経験を積みつつやね」と言及している。