◆第60回京王杯2歳S・G2(11月2日、東京競馬場・芝1400メートル)
小倉2歳Sで6着に敗れたエンドレスサマーはまだ見限れない。その前走は好スタートを決めたものの、先行勢もそろって前へとポジションを取り、結果的に大外枠が響いた形。2走前の函館2歳S(3着)のように先行する形なら、持ち味の息の長い脚が生きるだろう。さらに前に壁をつくることができず、道中で首を上げる若さものぞかせただけに、ポテンシャルを全て発揮しての敗戦ではないことは確かだ。
10月23日の美浦・Wコースでの3頭併せでは、4角で僚馬2頭を内から持ったままでパスすると、ゴール前で軽く仕掛けられた程度でラストは11秒1。スムーズな加速から見せた脚力は、やはり非凡なものがある。輸送時間も短くなる今回は面白い存在だろう。