【アルゼンチン共和国杯】クロミナンスは単走でしっかりとした伸び 尾関調教師「いい動きをしてくれたかな」

Wコースで追い切ったクロミナンス(カメラ・荒牧 徹)
Wコースで追い切ったクロミナンス(カメラ・荒牧 徹)

◆第62回アルゼンチン共和国杯・G2(11月3日、東京競馬場・芝2500メートル)追い切り=10月30日、美浦トレセン

 前走、同舞台の目黒記念で3着だったクロミナンス(牡7歳、美浦・尾関知人厩舎、父ロードカナロア)は、Wコースで強めに追われて6ハロン82秒4―11秒6をマーク。単走でやや気負う面を見せながらも、最後までしっかりと脚を伸ばした。尾関調教師は「併せ馬だと相手の走りによってオーバーワークになったり軽すぎたりということがあるので、この馬のリズムで運べるという意味で単走を選択。その中でしっかり、いい動きをしてくれたかなと思います」と、手応えを口にした。

 かねてから素質の高さは評判だったが、骨折で3度の長期離脱を経験。6歳冬の昨年11月にオープン入りを果たしてから今年は重賞を3走してすべて馬券内と、7歳にして本格化のときを迎えている。トレーナーは「もともと重賞には手が届く馬だろうなと思っていました。ここを勝って有馬(記念)にいけるのが理想ですけど、まずはしっかり頑張ってもらいたいです」と、静かに力を込めた。

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