【JBCレディスC】3歳アンモシエラが逃げ切って砂の女王 横山武史騎手も「理想的な競馬ができた」

逃げ切ったアンモシエラ(カメラ・朝田 秀司)
逃げ切ったアンモシエラ(カメラ・朝田 秀司)

◆第14回JBCレディスクラシック・Jpn1(11月4日、佐賀・ダート1860メートル、良)

 初めて九州で開催された「ダート競馬の祭典」で、女王の座を牝馬11頭(JRA5、佐賀3、他地区3)で争った一戦は、横山武史騎手が騎乗した4番人気でJRAのアンモシエラ(3歳、栗東・松永幹夫厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が逃げ切って砂の女王に輝いた。勝ちタイムは1分59秒6。

 今年3月のブルーバードCで重賞初制覇を飾ると、羽田盃2着、東京ダービー3着と3冠路線でも活躍。前走のマリーンCは勝ち馬と1秒6差の4着だったが、見事に巻き返した。

 2着は1番人気でJRAのグランブリッジ(川田将雅騎手)、3着は3番人気でJRAのテンカジョウ(国分優作騎手)が入った。

 横山武史騎手(アンモシエラ=1着)「特段、馬は大きく変わったところはなかったですが、すごく良かったのは前半自分のペースで息を入れられたことがすごく大きいんじゃないかなと思っています。逃げることしか考えていなかったです。返し馬ではちょっとテンションが高かったですけど、競馬に行ったらすごく賢い子なので、息入れたらすごく落ちついてくれましたし、こっちが向こう正面でペースを上げたい時にもすぐ反応してくれて、競馬は乗りやすく良い子です。(直線で内をついたが)作戦通りです。1周目では軽い外めを通して、2周目はギャンブルですけど3、4コーナーで内外の差を使って後続を離せればと思っていたので、すごく理想的な競馬ができました。体がまだ細くてこれからもっともっと大きくなってくればさらに楽しみですし、まだまだテンションが高かったり課題の残る馬ですが、3歳でこれだけ強い勝ち方をしてくれて今後の成長がより一層、楽しみになりました。僕自身、地方のG1はこれが初めてで、佐賀競馬場で達成できて、ありがとうございます。佐賀に来るのは記憶では2回目ですが、すごく好きになりました。また来たいと思います」

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