◆第5回JBC2歳優駿・Jpn3(11月4日、門別・ダート1800メートル、良)
「ダート競馬の祭典」で行われる2歳交流重賞は、10頭(JRA5頭、北海道5頭)で争われ、小野楓馬騎手が騎乗した5番人気で北海道のソルジャーフィルド(牡2歳、北海道・川島洋人厩舎、父ルヴァンスレーヴ)が勝った。地方馬の勝利は第1回の2020年ラッキードリーム以来4年ぶり。5月のデビューから6戦3勝で迎えた7戦目で、交流重賞初制覇。新種牡馬ルヴァンスレーヴ産駒も交流重賞初勝利。昨年は、今年のジャパンダートクラシックを制し、米国のケンタッキーダービーとBCクラシックでもともに3着に入ったフォーエバーヤングが勝った一戦を勝ち、今後の活躍が期待される。勝ちタイムは1分54秒5。
2着には4番人気でJRAのグランジョルノ(戸崎圭太騎手)、3着には1番人気でJRAのタガノマカシヤ(藤懸貴志騎手)が入った。
小野楓馬騎手(ソルジャーフィルド=1着)「とても、とてもうれしいです。今回のレースはJRAの馬たちもいるので、前も流れるだろうと考えて、腹をくくって、後ろからしまいを生かせるような競馬をしていこうと先生と話して、そういう風に考えて騎乗しました。自分が馬に『じゃあ、今から行って』とお願いしたときに、抜群の手応えで、一気に前との差が縮まっていくような、これからもっとはじけるぞ、走ってくれるぞというような手応えでした。最後は、馬に最後まで一生懸命走ってくれと思いながら、一生懸命追ってました。グレード(ダートグレード競走)を勝てたことはすごいうれしいですし、これからももっと頑張っていきたいなという風に改めて思いました。(馬は)まだまだこれから成長していくと思いますし、こんないい競馬もできるので、これからもっともっと楽しみな馬だと思います」