11月9日の京都5R・2歳新馬(芝1600メートル=14頭立て)は鮫島克駿騎手騎乗で単勝4番人気のミニトランザット(牡、栗東・杉山佳明厩舎、父エピファネイア)が逃げ切った。なお、単勝1・5倍と圧倒的1番人気だったアスクセクシーモア(牡、栗東・福永祐一厩舎、父キタサンブラック)はまさかの最下位に沈んだ。勝ち時計は1分35秒5(良)。
発馬で楽に先手を奪うと、道中は前半800メートル48秒7のスローペースに落とす。直線では2番手につけていたタイセイフィオーレが必死に食い下がり、2頭で3着以下に6馬身差をつけるマッチレース。しかし、最後まで前に出ることを許さず、半馬身差で逃げ切った。
鮫島駿騎手は「調教も動いていましたし、今日は自信がありました。これから神経質になりそうなタイプだったので、ストレスをかけないように出したり、下げたりを避けるということで逃げる形になりましたが、しまいもしっかり動いていました」と振り返った。
全姉には今年のフェアリーSを勝ったイフェイオンを持つ。姉も管理する杉山佳調教師は「ジョッキーが勝ちにこだわってくれた結果ですね」と笑顔を浮かべていた。今後は未定。