第41回マイルチャンピオンシップ・G1が17日、京都競馬場の芝1600メートルで行われる。
昨年に勝利したエリザベス女王杯ではなく、こちらに回ってきたブレイディヴェーグ(牝4歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)。11か月ぶりの休み明けだった府中牝馬Sで、強烈な決め手を駆使して快勝した。ポイントは初のマイル戦だが、基本的にはどの位置からでも脚を使えるタイプで、十分に対応できる。1週前追い切りでは、残り1ハロンまで後ろにいたが、少し促すだけで一気に追いついたように瞬発力のレベルが他馬と違う。G1・2勝目に向けて万全の態勢だ。
昨年のマイルCS勝ち馬ナミュール(牝5歳、栗東・高野友和厩舎、父ハービンジャー)も当然有力。安田記念2着以来となるが、気性的に久々は苦にしないタイプ。ここまでの動きも上々だ。
英国から参戦するチャリン(牡4歳、R・ヴェリアン厩舎、父ダークエンジェル)も注目の一頭となる。今年だけで欧州のマイルG1を3勝と、その実力は脅威。あとは富士Sを勝ったジュンブロッサム(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ワールドエース)も末脚はひけを取らない。先行馬が少なく、末脚比べになりそうだ。