【注目馬動向】皐月賞馬ジャスティンミラノが右前浅屈腱炎で電撃引退 来春から種牡馬入りへ

ジャスティンミラノ
ジャスティンミラノ

 今年の皐月賞を無敗で制したジャスティンミラノ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キズナ)が現役を引退することが11月14日、分かった。15日に競走馬登録を抹消し、今後は北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる。管理する友道調教師が発表した。

 同馬は昨年11月に東京でのデビュー戦を快勝すると、2戦目だった今年2月の共同通信杯で重賞初勝利。皐月賞は1分57秒1のコースレコードVで、G1初タイトルをつかんだ。2冠を目指した続く日本ダービーでは、勝ったダノンデサイルに2馬身差の2着で初黒星を喫した。

 今秋は天皇賞・秋からの始動を予定。順調に調教をこなしていたが、2週前追い切りを終えた後に右前浅屈腱炎を発症。9か月以上の休養を要すると診断され、ターフを去ることになった。

 通算成績は4戦3勝。総獲得賞金は4億306万9000円。

 友道調教師「競走成績は4戦3勝と立派なものですし、ダービーもいい競馬をしてくれたと思います。特に皐月賞であの位置から長くいい脚を使って、差し切ったというのは本当に心肺機能の高い馬だからこそ。精神的にも落ち着いた馬でした。

これからだと思っていたので残念ですが、フレッシュなうちに種馬になったので、その長所を子供たちに伝えていってくれればと思います」

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