◆第69回京阪杯・G3(11月24日、京都・芝1200メートル、良)
フルゲート18頭立てで争われ、1番人気で北村友一騎手騎乗のビッグシーザー(牡4歳、栗東・西園正都厩舎、父ビッグアーサー)が、オパールSに続く2連勝で重賞初制覇を飾った。デビュー以来すべて芝1200メートル戦に起用され、これまで6勝を挙げていたが、重賞では23年葵S3着、24年のオーシャンS2着、同函館スプリントS3着など小差で敗れていた。ビッグアーサー産駒は22&23年に連覇したトウシンマカオに続く3連勝。勝ち時計は、1分7秒7。
首差の2着は逃げた3番人気のウインカーネリアン(三浦皇成騎手)、3着は10番人気のヴェントヴォーチェ(ミルコ・デムーロ騎手)だった。
三浦皇成騎手(ウインカーネリアン=2着)「難しい枠でしたが、これだけゲートを出たので、自分の競馬をしました。4コーナーの反応もあって、突き放せるかなと思いましたが、勝ち馬がついてきていましたから。まだ馬も若いですし、また重賞を取りたいですね」
Mデムーロ騎手(ヴェントヴォーチェ=3着)「スタートでぶつけられて中団あたりになり、3コーナーでも…。直線の伸びはすごくよかった。もったいなかったです」
浜中俊騎手(プルパレイ=4着)「枠を生かして、勝ち馬の後ろでうまく運べました。展開がかみ合えば、このクラスでもやれます」
西塚洸二騎手(サブライムアンセム=5着)「折り合いは大丈夫でした。使ってきた疲れが出ていて、真っすぐ走れなかった。その中でも能力の高さを示してくれたと思います」
幸英明騎手(ドロップオブライト=6着)「直線に向いた時の手応えはよかったので、いけると思ったんですけどね。ラストで甘くなってしまいました。それでも、差のない競馬はできているので楽しみです」
団野大成騎手(カンチェンジュンガ=7着)「初めて乗って、すごくいい脚があると思いました。注文のつく馬ですが、どこかではまれば」
斎藤新騎手(アグリ=8着)「ゲートを出て、トモ(後肢)がある程度入ってきたら行こうと考えていたら、あのポジションになってしまいました。ためた方が脚を使ってくれるタイプ。もっと距離を長くした方がいいかなと思います」
岩田康誠騎手(グレイトゲイナー=9着)「よく我慢してくれましたけどね。内ラチに入らないと勝負にならなかったから」
岩田望来騎手(グランテスト=10着)「内に入れたかったけど、入れるところがなかった。折り合いはついていました」
国分恭介騎手(モズメイメイ=11着)「3コーナーで手応えが怪しくなって、ハミが抜けました。大外に出すと、少しは取ってくれましたが。メンタルの影響が大きいと思います」
小沢大仁騎手(テイエムスパーダ=12着)「逃げて勝っている馬なので、スピードを生かそうと思っていましたけど、内に速い馬がそろっていました。外枠でやれる競馬はできたと思います」
池添謙一騎手(レッドベルオーブ=13着)「急がせないように乗りました。しんどくなったけど、最後まで脚を使おうとしていたし、このスタイルが合っているのかなと思います」
ホリー・ドイル騎手(エイシンスポッター=14着)「満足できる位置取りでしたが、前のレースで見ていた感触ほどはじけそうになかった。馬場を気にしていたのか、はじけなかったです」
西村淳也騎手(チェイスザドリーム=15着)「いいスピードでした…」
藤岡佑介騎手(レッドヒルシューズ=17着)「この枠では何もできませんでした」