【大井競馬・勝島王冠(4日)】キングストンボーイ5馬身差で重賞初制覇

キングストンボーイは、転入初戦を5馬身差の圧勝で飾り重賞初制覇
キングストンボーイは、転入初戦を5馬身差の圧勝で飾り重賞初制覇

 第16回勝島王冠・S2は4日、大井競馬場で3歳以上の強豪15頭が1800メートルを争った。2番人気のキングストンボーイ(御神本訓)が直線で抜け出し、サヨノネイチヤに5馬身差をつけて優勝。21年の青葉賞2着馬が、南関東への転入初戦で重賞初制覇を飾るとともに、東京大賞典・G1(29日、大井)への優先出走権を獲得した。

 ハナを切ったランリョウオーを3コーナーでサヨノネイチヤが早めに捕らえると、これをピタリとマークしていたキングストンボーイ。この時点で2頭の一騎打ちとなったが、それも直線半ばまで。キングストンボーイのエンジンが掛かるとアッと言う間に差を広げ、5馬身差の圧勝を決めた。

 転入初戦で大仕事をこなした御神本訓は「背中がいいし性格も真面目。サヨノとガチンコでどこまでと思っていたが、こんな強い競馬をするとは。最高の結果が出た」と絶賛した。

 レース前から「不安より期待が大きい」と話していた渡辺和調教師は「思った以上の走り」と驚きを隠さなかった。A2格付けでの参戦だったが、「この結果なら考えないと。オーナーと相談する」と、権利を獲った東京大賞典・G1への参戦に前向きな姿勢を見せた。

 ◆キングストンボーイ 父ドゥラメンテ、母ダイワパッション(父フォーティナイナー)。大井・渡辺和雄厩舎所属のセン6歳。北海道新ひだか町・田上徹氏の生産。通算19戦3勝(うちJRA18戦2勝)。総獲得賞金は1億678万7000円(うちJRA8178万7000円)。重賞初制覇。馬主は吉田和美氏。

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