【中山大障害】7歳馬メイショウダッサイ、森一馬騎手とともにJG1初制覇

メイショウダッサイ(右)が人気に応えてJG1初制覇
メイショウダッサイ(右)が人気に応えてJG1初制覇

◆第143回中山大障害・JG1(12月26日・芝4100メートル・中山競馬場、良)

 第143回中山大障害が26日、中山競馬場で行われた。メイショウダッサイが1番人気に応え、森一馬騎手(27)=栗東・松永昌厩舎=とともにJG1初制覇を飾った。

 序盤は中団でじっくり運び、レース中盤から徐々に好位まで押し上げた。森一が「最終障害を越えたところで前の馬はとらえられると思った」と振り返ったように、抜群の手応えで迎えた直線。馬場のいい外めを力強く伸びて1馬身3/4差で悲願を達成した。鞍上もキャリア10年目で初の障害ビッグタイトル、そして2年連続の障害リーディングを獲得。「気分よく走ってもらえるよう、それだけを考えていた。頑張ってくれてありがとうという思いです」と相棒に感謝した。

 18年8月に障害初勝利を挙げて以降、13戦連続で3着以内と安定感抜群の7歳馬。飯田祐調教師は「G1は出るだけでもなかなかチャンスがないので、本当にうれしいです。来年は大きなところが目標になると思いますが、頑張ったのでしばらくゆっくりさせてあげたい」と感無量の表情。故障で離脱中のオジュウチョウサンとは、4月の中山グランドJで対戦して0秒5差の2着。来年はタイトルホルダーとして堂々、絶対王者に再挑戦する。(西山 智昭)

 ◆メイショウダッサイ 父スズカマンボ、母スズカブルーム(父スキャターザゴールド)。栗東・飯田祐史厩舎所属の牡7歳。北海道新ひだか町・グランド牧場の生産。通算戦績は34戦8勝(うち障害15戦7勝)。総収得賞金は2億7737万2000円(うち障害2億6757万2000円)。主な勝ち鞍は小倉サマージャンプ・JG3(19年)、東京ハイジャンプ・JG2(20年)。馬主は松本好雄氏。

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