オメガパフュームが現役引退 来春からレックススタッドで種牡馬入り

引退、種牡馬入りが決まったオメガパフューム
引退、種牡馬入りが決まったオメガパフューム

 交流G1の東京大賞典を4連覇しているオメガパフューム(牡7歳、栗東・安田翔伍厩舎、父スウェプトオーヴァーボード)が現役を引退し、来春から北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることが7日、分かった。管理する安田翔調教師が明らかにした。

 今秋は前走のみやこSで3着後、5連覇を狙う東京大賞典・G1(12月29日、大井競馬場・ダート2000メートル)を目指していた。しかし、安田翔調教師は「年齢を重ね、レースでの疲労の回復に時間を要するようになり、自信を持って送り出せないことは、これまで頑張ってくれた馬にも失礼なこと、レースにも失礼なことと考慮して、関係者で協議の結果、引退して種牡馬にすることにしました」と決断に到った経緯を説明した。

 同馬は安田翔伍厩舎が開業した2018年3月から所属。これまで2018年~2021年の東京大賞典などG1・5勝を含む重賞8勝を挙げるなど、一線級での活躍を続けてきた。「厩舎開業から今まで大きなケガをすることなく、競走馬を全うしてくれたことを感謝します。産駒の活躍を期待しています」と安田翔調教師は愛馬をねぎらった。

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