【アメリカJCC】来月で52歳、田中勝春騎手がエヒトでデビュー35年目重賞制覇へ

23年重賞初Vへ挑む田中勝
23年重賞初Vへ挑む田中勝

◆第64回アメリカJCC・G2(1月22日、中山競馬場・芝2200メートル)

 22日に行われるアメリカJCC・G2(中山)にエヒトとのコンビで挑む田中勝春騎手(51)=美浦・フリー=が、23年重賞初Vへ挑む。デビュー35年目を迎えた大ベテランの熟練の手綱さばきを見せる。

 9日に中山9Rの成田特別をフジマサインパクトで今年初V。安定感のある立ち回りも「うまくいったね」と謙遜する一方で「年明けに成田山にお参りに行ったら、成田特別を勝ったね」。来月25日で52歳になるが、美浦では現役最年長の柴田善が健在。「みんな年寄り扱いするけど(自分も柴田善も)気持ちは子供だから。今の若い子のほうがよっぽどしっかりしているし、大人だよ」と軽妙なトークは健在だ。

 昨年の七夕賞で自身約3年ぶりの重賞タイトルをもたらしたエヒトとは、今回が4戦連続のコンビ。2走前の新潟記念こそ14着と崩れたものの、前走のチャレンジCでは中団からしっかりと末脚を伸ばし、3着と力を示した。

 6歳にして安定感が出てきたと評価し「緩いところがあったのが解消されてきたんだろうね。気分屋みたいなところがあるからリズム良く走らせた方がいい馬」と特長も把握済み。06年のオールカマー(バランスオブゲーム)以来となるG2勝利で、年齢を感じさせないカッチースマイル全開だ。(石行 佑介)

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