藤田菜七子騎手＝美浦・根本康広厩舎＝は、今週（２月４、５日）も小倉で７鞍（土曜３鞍、日曜４鞍）に騎乗する。
先週は２９日にアイファースキャンで２着、２８日には１２番人気のサンスレッドや、８番人気のサンランシングで３着に入るなど人気薄での好走が目立った。「ありがたいことに、滞在で関西を含めていろんな厩舎の馬の調教に乗せてもらっています。馬場が荒れてきているので、レースではできるだけ馬場を見極めて乗りたいです」と、今週こそ勝利を挙げたいところだ。
土曜９Ｒのユカリプレリュードは、前走が自身２度目の騎乗で初勝利。積極的に先手を奪い、見事に逃げ切ってみせた。「小倉のこの条件で勝っていますし、中間も馬の雰囲気がすごくいいですね。背中が良くて、気持ちが前向きな馬。この条件が合っていますね。昇級戦ですが、いいレースをしたいです。今後もっと良くなってくる馬だと思います」と期待は大きい。
土曜６Ｒのヌンフェルモは今回は連闘＆一気に８００メートルの距離延長となる。「前走は１２００で後ろからの競馬になってしまったので、距離延長で追走が楽になればいいですね」と変身を願う。
ＪＲＡ女性騎手４人が騎乗する日曜６Ｒはゴーゴーオンリーに騎乗する。既走馬相手のデビュー戦になるが、１５年のヴィクトリアマイルで１８番人気ながら３着に入り、大波乱を演出したミナレットの半妹にあたる。「素直で乗りやすい馬ですね。馬場が荒れすぎない方がいいと思います。良馬場でやりたいですね」と上々の手応えを得ている。
日曜３Ｒはフレンドパルと２戦ぶりのコンビ。１日には美浦・Ｗコースで格上馬を相手に先着と活気十分の動きを披露している。「距離は１０００メートルでも問題ないと思います。このクラスで勝ち負けできる力はある馬なので、いい競馬ができれば」と力が入る一戦だ。
【土曜小倉】
３Ｒ・サンアルフィー（牝３歳、美浦・水野貴広厩舎、父アポロキングダム）
６Ｒ・ヌンフェルモ（牝３歳、美浦・本間忍厩舎、父ストロングリターン）
９Ｒ・ユカリプレリュード（牝３歳、美浦・根本康広厩舎、父キタサンブラック）
【日曜小倉】
２Ｒ・タマモガーベラ（牝３歳、美浦・水野貴広厩舎、父コパノリッキー）
３Ｒ・フレンドパル（牝５歳、美浦・深山雅史厩舎、父ロードカナロア）
６Ｒ・ゴーゴーオンリー（牝３歳、美浦・本間忍厩舎、父ワンアンドオンリー）
７Ｒ・ウイントルヴェール（牡３歳、美浦・宗像義忠厩舎、父ダノンバラード）
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