【金鯱賞】プログノーシス、待望の初タイトル 川田将雅騎手「無事に勝ち切れて良かった」

2着フェーングロッテン(右)を外からかわすプログノーシス(左手前、カメラ・馬場 秀則)
2着フェーングロッテン(右)を外からかわすプログノーシス(左手前、カメラ・馬場 秀則)

◆第59回金鯱賞・G2(3月12日、中京・芝2000メートル=良)

 春の古馬中距離戦線を占う一戦は4~8歳の牡牝12頭によって争われ、川田将雅騎手=栗東・フリー=とのコンビで1番人気に推されたプログノーシス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ディープインパクト)が3度目の重賞挑戦で待望の初タイトルを獲得した。勝ち時計は1分59秒8。大阪杯・G1(4月2日、阪神)の優先出走権を獲得した。

 プログノーシスは3歳春の毎日杯で3着と好走したもののクラシック3冠には1度も参戦せず、5歳ながら今回が8戦目。前走の中日新聞杯は1番人気ながら0秒1差の4着に敗れていたが、過去に4戦全勝と抜群の相性を誇る川田と3戦ぶりにコンビを組み、タイトル獲得につなげた。3/4馬身差の2着は逃げた3番人気のフェーングロッテン(松若風馬騎手)。さらに1馬身1/4差の3着には6番人気のアラタ(横山典弘騎手)が続いた。

 川田騎手(プログノーシス=1着)「無事に勝ち切れて良かったです。どうしてもゲートが好きな馬ではないので、上手に出てくれないところはありますが、今日は出てくれた方だと思います。1コーナーの形があまりいい形ではなく、馬にスイッチが入って力みっぱなしになってしまい、我慢しながらの道中でした。この馬には馬場も少し緩く、より乾いた馬場の方がいいので多少影響しましたが、なんとか前に出てくれました。最初からポテンシャルの高い馬でしたが、安定して力を出すのが難しく、一戦一戦ダメージも大きく時間がかかりましたが、また改めていい状態で競馬に迎えるように整えていきたいです」

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