新人の田口貫太騎手=栗東・大橋勇樹厩舎=が3月26日の阪神1R・3歳未勝利(ダート1800メートル=11頭立て)で自厩舎のレッツゴーローズ(牝、父シニスターミニスター)に騎乗し、JRA初勝利を挙げた。この勝利で大橋調教師は通算300勝となり、師匠のメモリアルを飾った。勝ち時計は1分53秒4(不良)。
道中は3、4番手で追走。4コーナー手前から位置を上げ、先頭で直線に入った。最内から2着ヤマニンブルトンヌ(酒井学騎手)がしぶとく追い上げたが2馬身差をつけた。
8日に笠松で勝利し、9日も連続Vを達成していたが、中央では初の白星。「前走より手応えよく、スムーズに4コーナーを回ってこれました。デビューしてから大橋先生にたくさん乗せてもらって、感謝でいっぱいです。(大橋師の300勝は)きりが良くて、良かったです」と笑みをこぼした。
また、大橋師は自身の記録について「今まで頑張ってくれた関係者の方々、馬、ジョッキーに改めて感謝したいです。400勝、500勝を目指して頑張ります。貫太で勝てたのも良かったです」と喜んだ。