◆第83回桜花賞・G1(4月9日、阪神競馬場・芝1600メートル)=4月3日、栗東トレセン
ドゥーラ(牝3歳、栗東・高橋康之厩舎、父ドゥラメンテ)は1番人気だった前走のチューリップ賞でまさかの15着だった。担当の原口助手は「(直線で)詰まったというよりも、ポジションが取れずに追走に苦労していた。休み明けも影響したかな」と敗因を分析する。
前走の1週前追い切りはCWコースだったが、今回は3月29日に坂路で51秒2―12秒1の好時計をマークした。同助手は「一度使った効果は大きいです。坂路で後肢を強化して、マイルに対応できるように。ハミも制御が強めのものから、ノーマルのハミに換えます」と対策を練ったことを明かした。昨夏の初勝利時はのちのホープフルS・G1の勝ち馬ドゥラエレーデに完勝し、続く札幌2歳Sで重賞制覇。能力を出し切れれば、上位争いに加わっても不思議ない。