◆桜花賞・G1(4月9日、阪神競馬場・芝1600メートル)
昨年12月の中山で新馬勝ちし、前走のチューリップ賞3着で優先出走権を獲得したペリファーニア(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎、父モーリス)は、良血馬ならではの素質の高さが魅力だ。半兄エフフォーリアは21年に有馬記念などG1・3勝を挙げ、年度代表馬に輝いた。
重賞初挑戦だった前走は大外枠から好位に取りつき、直線でも脚を使って勝ち馬から鼻+首差の接戦に持ち込むなどセンスのある立ち回りが光った。G1馬の兄も管理した鹿戸調教師は「前走は外枠できつい展開だったけど、レースに収穫があった。能力は高いね」と、期待を込める。