10月6日の東京10R・グリーンチャンネルC・リステッド(3歳上オープン、ダート1600メートル=16頭立て)は、11番人気のショウナンライシン(牡4歳、美浦・大竹正博厩舎、父エスケンデレヤ)が、直線で最内から鮮やかに強襲してリステッド初勝利を挙げた。柴田善臣騎手は、自身が持つJRA最年長勝利記録を58歳2か月7日に更新した。勝ち時計は1分34秒2(重)。
ベテランの技が光った。内の4番枠からスタートはひと息で後方に控える形に。4コーナーまでリズム重視で運び、13番手からインを突くと、うまくさばいて先に抜け出していたタマモロック(永野猛蔵騎手)に半馬身差をつけた。
柴田善騎手は「道中もいいリズムで力みが抜けていた。いいストライドで走っていた。うまくさばけたのはよかった。うまくいった。たまたま、いい時に乗せてもらっている」と、照れながら勝利を振り返った。
大竹調教師は「イレ込みもひどくて、前回の東京(ディープインパクトC9着)と同じくらいだった。びっくりしました。馬場が軽い方がいいのは分かっていましたが、それにしてもよっぽど手が合うんでしょうね」と、鞍上に最敬礼だ。今後については馬の状態などを見てから検討するとして、現時点で未定という。