こんにちは、山本です。本日は久々ですわ、梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、明日は有馬記念です。会社でも「中の人」たちがドタバタと紙面制作を頑張っています(我々のエリアはちょっと離れ小島みたいなところにあるのです)。
ワタクシが初めて現地取材したのは07年。ここから15年まで9年中7回、現地取材へ行くことになります。当時はほぼ関西馬が勝っていたので、最も長い勝ち馬原稿を書いて、疲れた状態で最終に近い新幹線に乗り込む、ということを繰り返していました。妙な思い出として残っているのは、ドリームジャーニーが勝った09年。前日にスタンド付近を歩いていたら、バッタリと池江調教師と会って、ランチのお供をすることに。その時に聞いた話が、翌日の勝ち馬の原稿にうまく使えたりして、助かったものです。
あと2015年と2017年は引退式込みでの取材。ゴールドシップとキタサンブラック(こちらは正式にはお別れセレモニー)、です。有馬の引退式、と言えば感動的…と書きたいですが、まずはとにかく寒い! 午後5時過ぎからスタートって形が多いのですが、風が冷たいんですよね。とはいえ、ライトに照らされた中での別れの瞬間は印象深く、記憶に刻み込まれるもの。やっぱり、ドウデュースとお別れの瞬間というのは皆さんで共有したかったですよね、本当は。
ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を見ていきましょうか、と言いたいけど、明日の京都はPOG的には結構、地味かな。
6Rの新馬で池江厩舎で兄に米G1馬のヨシダを持つウィットビーアビー(牡、父キズナ、母ヒルダズパッション)が登場します。言わずもがなの良血馬なんですが、池江調教師は少し慎重です。「丹念に乗り込んできたのでが、飛節が捻転するのがね。それ以外はいいんだけど」とジャッジ。やはり、駆動力の大きなカギを握る部位だけに、その点を気にしていました。
そして、友道厩舎からはオフザチェイン(牝、父ロードカナロア、母ワンダーガドット)。こちらは叔母に米G1馬がいる血統です。「まだちょっと幼さが残っていて、チップでは動けないんですけど、背中はいいんですよね」と大江助手。初戦向きかは別にして、素質は感じ取っているような感じでした。あと、友道厩舎には兄にヨーホーレイクやダンテスヴューがいるキャニオンデシェイ(牡、父ラブリーデイ、母クロウキャニオン)が栗東に戻ってきていますね。
で、ここからはPOG情報。来週はホープフルSが行われます。今年もいいメンバーがそろいましたね。まずは橋口厩舎のクラウディアイ(牡、父サートゥルナーリア)ですかね。こちらは京都2歳Sで3着でした。ただ、道中で結構位置取りが悪くなりながら、盛り返すように伸びてきたんですよね。「最後はよく伸びましたね。今度はもっといい位置で競馬できると思います」と橋口調教師。中間のカイバ食いもいいそうで、巻き返す余地は十分にありそうです。
須貝厩舎のマジックサンズ(牡、父キズナ)は意欲的に乗られています。今週は水曜日のCWコースでは一番時計を出すほど、熱心に攻められています。「前走は少し仕掛けが早くなったけど、押し切ってくれた。今週もしっかりやれたからね。いい形で出せると思う」と須貝調教師。何せ、その早い仕掛けで先着したのが2歳女王のアルマヴェローチェですからね。やはり、潜在能力はかなり高いと思います。
杉山晴厩舎のジョバンニ(牡、父エピファネイア)は京都2歳S2着からの参戦。1週前追い切りには松山Jが騎乗しました。「落ち着いていて、1週前としては動きがよかったです。前走はスタートが良くなかったのに差のない競馬。能力は高いです」と好感触を持っているようです。あと、穴っぽい馬で怖いのが矢作厩舎の3億円ホースジュタ(牡、父ドゥラメンテ)。今週の調教が抜群で「時計は出たなぁ。うちにしては乗り込んでいたけど、もう一本ほしいかなぐらいの仕上がりだった。使った効果はあると思う」と久保助手は好感触でした。
あとは斉藤崇厩舎のクロワデュノール(牡、父キタサンブラック)ですが、これは中間に何度もお伝えしている通り。今週もトレーナーからは「前走は大丈夫かなと感じましたが、今週は大丈夫と感じています」「前走はよくあれで勝ってくれました」など能力を信頼する言葉が多く聞かれました。この馬に関しては詳しくは来週ですね。
では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。
中山4R・4ヘヴンウィンド(初戦は展開不向き。前走は後続に3馬身差で、その3着馬もすでに勝ち上がり。地力上位は明らかで、ここは決める)
続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。
中山10R・13ラレーヌデリス(同舞台の2走前で掛かりつつ、いい目標になりながらも2着だった走りを支持)
京都3R・7アルサクレイグ(前走はスムーズさ欠き、レースにならず。リフレッシュ効果見込んで)
京都8R・14ヒルノピレネー(距離延長は魅力。末脚比べなら)
今日はここまで、明日はよきグランプリを。また、次回です。ではでは