第83回桜花賞・G1が4月9日、阪神の芝1600メートルで行われる。
阪神JFで鮮烈な勝利を挙げたリバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)が中心。新潟の芝1600メートルの新馬戦で上がり3ハロンJRA最速タイの31秒4を記録した天才少女。アルテミスSは踏み遅れて2着も前走でG1を勝ち、ここで牝馬クラシック1冠目を勝って、更なる高みを目指したい一戦。
新馬、シンザン記念連勝のライトクオンタム(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎)。ディープインパクトのラストクロップに鞍上・武豊騎手。最強のコンビでG1制覇を狙う。
チューリップ賞を逃げ切ったモズメイメイ(牝3歳、栗東・音無秀孝厩舎)、同2着のコナコースト(牝3歳、栗東・清水久詞厩舎)はエンジンの掛かりが遅い面をフォローして乗れれば圏内。同3着のペリファーニア(牝3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)は、エフフォーリアの妹で素材は確かだ。
阪神JF2着シンリョクカ(牝3歳、美浦・竹内正洋厩舎)、クイーンC勝ち馬のハーパー(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎)、道悪のフラワーCで凄い脚を使ったエミュー(牝3歳、美浦・和田正一郎厩舎)、重賞2勝のキタウイング(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎)、報知杯フィリーズレビューの勝ち方が良かったシングザットソング(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)、札幌2歳S2着、阪神JF3着、クイーンC2着のドゥアイズ(牝3歳、栗東・庄野靖志厩舎)、エルフィンSを逃げ切ったユリーシャ(牝3歳、栗東・中村直也厩舎)、札幌2歳S1着ドゥーラ(牝3歳、栗東・高橋康之厩舎)、アルテミスSでリバティアイランドを破った星があるラヴェル(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)の巻き返しに注意。(大上 賢一郎)