【読売マイラーズC】前年のマイルCSに出走した5歳馬が優勢 ソウルラッシュの“変則連覇”も十分

京都でもソウルラッシュに注目
京都でもソウルラッシュに注目

◆第54回マイラーズC・G2(4月23日、京都競馬場・芝1600メートル)

 22日にグランドオープンする京都の開幕重賞、第54回読売マイラーズC・G2(23日=1着馬に安田記念への優先出走権)の出走馬が20日、確定した。「データ埋蔵金」では、昨年の覇者ソウルラッシュをピックアップ。前年のマイルCSに出走した5歳馬が優勢。3年ぶりの淀開催でもコースレイアウトに大きな違いはなく、改修前の京都芝マイルで結果を出している松山、池江調教師のコンビに注目した。

 過去10年の読売マイラーズCの出走馬の年齢別成績を見ると、5歳馬が5勝で他の世代に比べて優勢となっている。複勝率も実に40%を記録し、単勝回収率も149%と断トツの数字だ。しかも、前年のマイルCSに出走している5歳馬は7頭が出走して【3・0・3・1】と好走確率がグンと上がる。今回のメンバーではこれに該当する馬が2頭いるが、ここでは昨年の当レースの覇者であるソウルラッシュを推す。

 22日に新装オープンとなる京都競馬場だが、4コーナーが少し緩やかになったものの、大まかなレイアウトは改装前と変わらない。そこで、18年から改修前最後の開催となった20年11月1日までの京都・芝外回り1600メートルの騎手成績を調べると、今回の騎乗騎手のなかでソウルラッシュに乗る松山はトップの9勝を挙げている。勝率では川田に及ばないが、51回と騎乗数が全騎手で一番多いなかでの単勝回収率115%は、かなり優秀と言える。

 騎手と同じ条件で厩舎を調べると、池江厩舎も6勝でトップ(2位の友道厩舎が3勝)に立っている。単勝回収率ではやや落ちるが、出走回数33回で複勝率42・4%なら決して悪くはなく、信頼できる数字だ。

 11、12年に勝ったシルポート以来史上4頭目の連覇がかかるソウルラッシュ。肝心の仕上がり具合も、「1週前追い切りの動きが良かったし、仕上がりはいいです」と松山は好感触を伝えた。阪神→京都の“変則連覇”も十分に期待できる。

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