こんにちは、山本です。今日も梅田の会社からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、明日から京都競馬場が2年半ぶりに再開します。2年半なんて長すぎやろ、と工事の計画が発表された当初は思っていまいたが、終わってみれば「気がつけば…」といった感じ。ぶっちゃけ、アクセスなどだけを考えると、我が家からは阪神の方が断然、近いですし、便利だったりしますからね。
振り返ってみると、京都競馬場デビューは遅い。恐らくファン時代だったファインモーションの秋華賞だったと思うから、2002年か。競馬を知らないお連れさんに案内を買って出たのですが、ワタクシもよく知らない競馬場&極度の方向音痴でもありますから、結果的には相方に色々と場所を聞きつつだったような気がします。
ただ、取材の競馬場デビューもここ京都。で、忘れもしない、ディープが無敗三冠を決めた菊花賞デーです。朝一番から大歓声が沸き起こる競馬場に、「G1デーはこんなにすごいのか…」と正直、ビビリましたが、今から考えると、あの日が今までのMAXでしたね、異常な雰囲気は。それからダービーや有馬など、かなり行かせてもらいましたが、まぁ、ファーストインパクトという側面はあったとはいえ、あれを超える光景、声援には出会ったことがない。コロナが完全に明けて、スターホースが出た時を夢見て、待っておくことにしておきましょうかね、それは。
そろそろ本題へ。今日はまず明日の競馬から。矢作厩舎で、ワタクシ的にはドラ1級の期待をかけていたフェイト(牡、父リアルスティール)が2勝目を狙います。昨夏のデビューVを考えると、意外なほどの足踏みが続く現状。「前走でも力む面があったので、もっとリズムよく走れれば。馬は良くなっているんですけどね」と安藤助手は話します。「ワンターンの1800メートルは、お父さんも得意にしている条件ですからね」。そう、リアルスティールもドバイターフなど強い走りをしている距離なんです。せめて、このPOG期間に2勝目を挙げてくれれば、と思っています。
さて、フェイトといえば、先週は色々とお付き合いいただいた藤田晋オーナーの所有馬。今日は藤田オーナーの所有馬で以前、ヤングスカーレット(牡、父サトノアラジン、母スカーレット)を取り上げた杉山晴厩舎について書きたいと思います。
というのも、馬トクプリントを購入した方から、ある馬が載ってないので取り上げてもらえないか、とお願いされたため。まずはその馬、ティールサファイア(牝、父ロードカナロア、母ジュエラー)についてお伝えしましょう。馬主は社台RH。桜花賞馬のお母さんだけでなく、近親のワンカラットなど多くの活躍馬が出ている母系ですよね。1歳秋から体重も順調に増えつつ、杉山晴調教師も「非常に楽しみ」と口にしているようです。「重苦しさが全くないので、芝だと思っています。お母さん同様、マイル前後のタイプなのかな」とのこと。このお父さんだし、適距離に関してもイメージ通りといったところでしょうか。また、栗東でも話を聞いておきます。
次は旬というか、明日の福島牝馬Sに出走するストーリアの下、そして重賞を勝っているロードマイウェイの下にもなるロードマイライフ(牡、父ロードカナロア、母フェリス)ですね。こちらも、お父さんがロードカナロアです。「上はマイルから中距離で結果が出ていますが、どちらかと言うと、体形的にマイル寄りなのかなという気はします」と分析。コンスタントに活躍馬の出ている母系ですし、こちらも目が離せません。
今の栗東に入っているのがカズアブディーン(牡、父オルフェーヴル、母ユードントラヴミー)です。馬主は雅苑興業。セレクト1歳セールで1億1000万円がつきました。育成先の牧場での評価が高い一頭とのこと。「バランス的に距離をこなす下地があるのでは。芝中長距離のイメージです」とのことで、早めのゲート試験からどこへ向かうかでしょうね。
最後に妙に気になっているのがナニアヒアヒの21(牝、父キズナ)です。近親にはマカヒキがいます。こちらは生まれてすぐの頃から見ているようで、高評価で推移しているようです。「馬格に幅も出てきました。ポテンシャルを秘めていそうです」とのこと。杉山晴厩舎で牝馬といえば、短絡的にデアリングタクトを思い浮かべてしまいますが、やっぱり、それぐらいの活躍を期待してしまいますよね。
ということで、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。
京都2R・12サクセスハチハチ(既走馬相手の初戦から安定した内容。ここは相手にも恵まれ、自在に動ける外枠も魅力)
続いては「馬券王への道 延長戦」をどうぞ。
京都3R・4スマートメイプル(先行力武器だけに絶好枠ゲット。ここは単で狙いたい)
福島10R・15ラインオブソウル(「今は具合がいいんです」と生野助手。早めに踏む競馬で激走)
東京8R・10ラキエータ(今週の音無厩舎は大攻勢。日曜も狙いたい馬も多いんですが、まずはラインとこの頭で。距離は対応可能で能力高い)
東京10R・11ショウリュウレーヴ(中間の攻め馬がいい。間隔空いたが、フレッシュな時がいい)
今日はここまで、また明日です。ではでは
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