後方の内を進んだ桜花賞(0秒8差10着)は、直線で伸びかけたところで前が詰まり追えないシーンがあり消化不良のレースになったが、最後まで伸び続け大きく負けなかったことを考えれば次につながったと言える。
フラワーCを勝つなど中山で3勝しているが、大きなフットワークで走る馬で東京替わりが足かせになるとは思えない。
血統的にも長距離適性の高い父ハービンジャーに母父はダービー馬スペシャルウィークならむしろパフォーマンスを上げてくる可能性もある。和田正一郎調教師も「東京になってプラスかは分からないけどマイナスではないのでは。距離はこなしてくれる感じはある。長いところの適性もあるのではないか」と話す。広い府中で力さえ出し切れれば上位進出があっても驚けない。(松末 守司)