◆第25回ジャパンダートダービー・交流G1(7月12日、大井・ダート2000メートル=良)
3歳ダート王者を決める一戦は牡馬11頭(JRA7、南関東4)によって争われ、御神本訓史が騎乗した地元の1番人気ミックファイア(大井・渡辺和雄厩舎、父シニスターミニスター)がデビュー6連勝でJRAの強豪を退け、羽田盃、東京ダービーに続く南関東3冠を達成した。勝ち時計は2分4秒6。無敗での達成は3冠が羽田盃、東京王冠賞、東京ダービーで構成されていた2001年のトーシンブリザードに続く史上2頭目となった。
なお24年以降は羽田盃、東京ダービーがすべての地方勢とJRA勢に開放され、本レースを「ジャパンダートクラシック」と名称変更して10月上旬に開催予定。現行の南関東3冠としては最後の実施となった。
渡辺和雄調教師「自分の馬が、こんな偉業を達成できるとは。前走の東京ダービーは負けてはいけないレースだった。今回は2冠馬として迎え撃つ立場ではあったが、挑戦者という気持ちもあり、前走ほどは緊張しなかった。これまでのように砂をかぶせず前でする競馬をしたかったが、思った展開にならず、ユタカ(武豊)さんの馬がセーフティーリードを取っていて厳しいかと思っていたが、ジョッキーが最後までしっかり動かしてくれた。これで夏休みを取り、今後はこの結果に恥じないレースをと考えている。今年のJBCは地元・大井なのでJBCクラシック。その結果次第では、チャンピオンズCなどを考えたい」