7月22日の福島5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=9頭立て)は、1番人気のアレグロブリランテ(牡、美浦・上原佑紀厩舎、父ディープブリランテ)が、デビュー戦を白星で飾った。伯父に08年の天皇賞・春を制したアドマイヤジュピタがいる血統。勝ち時計は1分51秒2(良)。
五分のスタートを切って、道中は3、4番手を追走。3コーナー過ぎから出入りが激しい展開となったなか、内めから徐々に前へ進出していった。直線ではキットハナガサクが先に抜け出したところ、ゴール前でひと伸びして半馬身差をつけて勝利した。
戸崎圭太騎手は「追い切りもいい動きをしていましたけど、まだ子供っぽいところがフットワーク的にも気性的にもありました。出入りが多くなった時に他の馬を気にしたり、追ってからもフラフラしていたので、もっと良くなりそうです」と、伸びしろに期待した。
上原佑調教師は「調教で動けていましたが、臆病なところがあって、まだ粗削りなところがある。他の馬を気にしたりしていて、そういうところが解消していけば楽しみです」と、今後に期待を膨らませた。