【秋華賞】リバティアイランド堂々の牝馬3冠 川田将雅騎手38歳誕生日Vに感涙「神様がくれた最高のプレゼント」

優勝騎手インタビューで目を潤ませる川田(カメラ・高橋 由二)
優勝騎手インタビューで目を潤ませる川田(カメラ・高橋 由二)
4コーナーで早々と抜け出すリバティアイランド(中央、カメラ・馬場 秀則)
4コーナーで早々と抜け出すリバティアイランド(中央、カメラ・馬場 秀則)

◆第28回秋華賞・G1(10月15日、京都・芝2000メートル=稍重)

 今春の桜花賞、オークスを制したリバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎、父ドゥラメンテ)が単勝1・1倍の圧倒的1番人気に応えて快勝し、牝馬3冠を成し遂げた。1986年メジロラモーヌ(当時の3冠目はエリザベス女王杯)、03年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイ、20年デアリングタクトに続く史上7頭目の偉業。勝ち時計は2分1秒1で、2着にはマスクトディーヴァ(岩田望来騎手)、3着にはハーパー(クリストフ・ルメール騎手)が続いた。

 春2冠に続いて手綱を執った川田将雅騎手=栗東・フリー=はこれまでに皐月賞、日本ダービー、菊花賞の牡馬3冠とNHKマイルCも制しており、武豊、福永祐一、クリストフ・ルメールに続き史上4人目の3歳G1完全制覇も達成した。

 川田将雅騎手「心から感動しています。事前にレースプランはつくらず、ゲートを出て雰囲気を見ながら、並びを見ながら考えていこうというところで、本当にとてもいい内容で走ってくれたと思います。いい形で道中運びながら、スムーズに進路をつくれる形になって、ペースも緩かったですし、彼女も行く気になりましたので、このまま強気に押し切ってしまおうと選択しました。無事に自分の能力さえ発揮すれば同世代ではこうやって圧倒的なパフォーマンスができる馬。こうして3冠を取ったことによって、日本の歴史にも名を残すことができました。ますます彼女が背負うものは大きくはなりましたけど、それにふさわしいと思っています。(自身の38歳の誕生日について)ジョッキー生活20年目で競馬の神様がくれた最大のプレゼントだなと思ってます」

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