【福島11R・福島記念】昨年は新潟牝馬S(1着)からエリザベス女王杯(7着)に挑戦した◎ホウオウエミーズが、今年は同じステップ(2着)から福島記念に駒を進めてきた。3走前のマーメイドSは最後方から直線で脚を伸ばして0秒4差。2走前の七夕賞は中団から上手に立ち回って0秒2差。いずれも二けたの低人気だったが、連続3着で重賞でも十分に戦えることを証明した。今回、G1ではなくG3を選択したあたりに陣営の勝負気配を感じる。
中2週のローテーションため中間の時計は少ないが、最終追い切りは5ハロン66秒6―11秒4の好時計を馬なりでマーク。状態面は高いレベルで維持できている。雨予報で馬場が悪化しそうなのも好材料。初タイトルのチャンス到来とみる。
シルトホルンは安定した先行力の持ち主。3走前に福島でG32着の実績があり、前走の東京から小回りに替わるのは間違いなくプラスだ。ノースザワールドの前走は6着とはいえ0秒4差。好メンバーのG2だけに評価していい結果で、初の福島参戦でも軽視は禁物だ。