◆第68回有馬記念・G1(12月24日、中山競馬場、芝2500メートル=良)
暮れの大一番、グランプリは16頭で争われ、単勝2番人気で武豊騎手騎乗のドウデュース(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が最終コーナーで外を回って仕掛けると、直線で前をとらえてV。前走のジャパンC4着から巻き返し、22年日本ダービー以来となる3度目のG1制覇、23年京都記念以来となる重賞4勝目を挙げた。
2着にスターズオンアース(クリストフ・ルメール騎手)、3着にタイトルホルダー(横山和生騎手)が入った。勝ち時計は2分30秒9。
単勝1番人気で横山武史騎手騎乗のジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープインパクト)は4着に敗れた。出走馬で最上位となるファン投票3位での出走で、杉山晴紀調教師はレース当日12月24日生まれだったが、42歳の誕生日を自らの管理馬で祝うことはできなかった。
横山武史騎手(ジャスティンパレス=4着)「返し馬から明らかに前走より状態が良くて、落ち着いていました。この感じならゲートは大丈夫かと思ったけど、入ったら後ろにもたれて何度も立ち上がってしまった。出られれば色々考えたけど、出られなかったぶん腹をくくりました。ドウデュースが相手だと思い、いいマークはできたけど、コーナリングでギアが上がる子じゃなくて、そこで離されてしまった。1番人気に応えられず、申し訳ないです」