【ホープフルS】ゴンバデカーブース、迫力十分に3頭併せで最先着 堀宣行調教師「中山の2000メートルを試す仕上がりにはあります」

3頭併せで悠々と先着するゴンバデカーブース(左)
3頭併せで悠々と先着するゴンバデカーブース(左)

◆第40回ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル)

 キャリアの浅い若駒だけに、出来の善し悪しが結果に直結する傾向が強い2歳G1。追い切りはやはり東西の重賞ウィナーの動きが目立った。G評価はゴンバデカーブース。全出走予定馬で唯一、トレセン全休日の25日に最終追い切りに臨み、迫力十分の動きを見せた。

 美浦・Wコースでサトノガレオン(3歳1勝クラス)を4馬身、インクルージョン(2歳未勝利)を6馬身追走してスタート。直線は内に潜り込んで馬体を並べ、軽く仕掛けられると一気にエンジンを全開させた。ラスト1ハロン11秒9で前者に2馬身、後者には3馬身先着した。

 5ハロン65秒8も水準以上のタイム。21日の1週前追い切りをムーア(レースは松山)に依頼して負荷をかけ、最終追い切りは微調整の予定だっただけに、好時計は調子が良い証しといえる。堀調教師は「中山の2000メートルを試す仕上がりにはあります」とコメントした。

 A評価の筆頭はもう一頭の重賞馬シンエンペラー。20日の1週前はムルザバエフが騎乗し、気合が乗っていい動き。24日の栗東・坂路も、ラスト2ハロンで一気に加速する瞬発力は一級品を思わせた。

 ヴェロキラプトルは追われた際の反応がよく、以前よりしっかりした走りができるようになった。シリウスコルトは美浦・坂路で自己ベストを更新。抽選対象だが、美浦・Wコースでラスト1ハロン11秒0をマークしたウインマクシマムも侮れない動きだ。

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