第40回ホープフルステークス・G1が28日、中山の芝2000メートルで行われる。
東京新馬、京都2歳S連勝中のシンエンペラー(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、ムルザバエフ騎手と初コンビを組む。2020年の凱旋門賞を勝ったソットサスの全弟。前走の京都2歳Sは苦しい位置から直線差し切り勝ちし、切れと強いメンタルを証明した。来春、英仏ダービー参戦の壮大なプランを描いているだけに、ここはしっかり勝っておきたい一戦だ。
新馬、サウジRC連勝のゴンバデカーブース(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎)は、ブリックスアンドモルタル産駒で父譲りの爆発力が武器だ。21日はムーア騎手騎乗で美浦・Wコースで併せ馬。反応はもうひとつだったが、これで良化してくるはず。2000メートルをこなして、来春のメドをつけたい一戦。
芙蓉S勝ち馬のシリウスコルト(牡2歳、美浦・宗像義忠厩舎)、新馬、野路菊S連勝のヴェロキラプトル(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)、札幌未勝利、黄菊賞を連勝中のセンチュリボンド(牡2歳、栗東・庄野靖志厩舎)、新馬戦の内容が良かったミスタージーティー(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)、強力メンバーのアイビーS3着レガレイラ(牝2歳、美浦・木村哲也厩舎)も流れひとつで突っ込みも。(大上 賢一郎)