年末のホープフルS・G1(12月28日、中山)に向かうシンエンペラー(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)は、バウルジャン・ムルザバエフ騎手=カザフスタン=と初コンビを組む。矢作調教師が9日、明らかにした。
2020年の凱旋門賞とガネー賞、2019年仏ダービーの仏G1・3勝を挙げたソットサスの全弟。デビュー2連勝で京都2歳Sを制し、大物ぶりを示してきた。
陣営は来春、英仏ダービー参戦の壮大なプランを描く。矢作調教師は「ジャパンCの時、フランスやイギリスからの勧誘がすごかった。イギリスダービーの登録(期限)が3歳2月だから」と参戦への道を探り続けている。
同じくホープフルSに参戦する僚馬のミスタージーティー(牡2歳、父ドゥラメンテ)は、新馬勝ちした前走に続き坂井瑠星騎手で臨む。