◆第74回東京新聞杯・G3(2月4日、東京競馬場・芝1600メートル)
昨年の秋華賞2着のマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)が、春の目標に定めるヴィクトリアマイル(5月12日、東京競馬場・芝1600メートル)と同じ舞台から始動する。これまで1800メートル戦以上を使われ、今回が初のマイル戦。「輸送も経験させてという一戦です。レースセンスがいいので(マイルにも)ある程度、対応してくれると思います。まずは舞台を経験させることが一番ですね」と辻野調教師も期待を込めた。
ローズS(阪神・芝1800メートル)をJRAレコードの1分43秒0で制したスピード。祖母に1200~1600メートルの重賞3勝をマークしたビハインドザマスクを持つ血統背景から、マイルにも対応可能だろう。「まだ秋華賞前と比べると物足りませんが、ここで目いっぱいには仕上げられませんからね」とトレーナー。先を見据えた仕上げでも、ここは通過点にしたいところだ。