◆第64回きさらぎ賞・G3(2月4日、京都競馬場・芝1800メートル)
シヴァース(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)が重賞初挑戦Vを目指す。ネオユニヴァースやサトノダイヤモンドなど、後のG1馬が制した出世レースに向け、友道調教師は「ここを目標に順調に来ています」と上々の気配を伝えた。
昨年11月19日のデビュー戦は、前半1000メートルが1分3秒5のゆったりとした流れ。それでも折り合いを欠くことなく中団で脚をため、直線は最内からラスト3ハロン33秒8の末脚を繰り出し差し切った。「調教では目立たなかったが、実戦に行って良かった。体も若干、大きくなって成長しているし、距離が延びてもいい」とトレーナー。国内外G1・2勝のヴィブロスを母に持つ良血馬が、どのような走りを見せるか注目だ。