昨年の大阪杯を制し、右前浅屈腱炎で戦列を離れているジャックドール(牡6歳、栗東・藤岡健一厩舎、父モーリス)が現役続行することが2月1日、分かった。管理する藤岡健一調教師が明かした。「現役復帰を目指して、続行するために治療をしています。症状が軽いのでオーナーと相談のうえ、レースの復帰を目指すことになりました」とトレーナーは説明した。今後は福島・いわき市の「競走馬リハビリテーションセンター」で療養する予定。
同馬は21年9月の1勝クラスから破竹の5連勝で金鯱賞を制し、初の重賞タイトルをゲット。翌23年の大阪杯で悲願のG1初制覇を飾った。昨年の天皇賞秋(11着)後は休養し、サウジC・G1(2月24日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)への予備登録を済ませていたが、1月17日に右前浅屈腱炎が判明。9か月以上の休養を要する見込みと診断されていた。