先月29日の月曜日には、JRA賞の授賞式がありました。年度代表馬のイクイノックスには誰もが納得でしょうし、選ばれて当然の結果を残したと思います。厩舎サイドや主戦のルメール騎手らは相当なプレッシャーがかかるなか、天皇賞・秋やジャパンCで見事なパフォーマンスを発揮させたのは、素晴らしいのひと言です。
ただ、画面越しで見ながら悔しさもありました。最近は騎乗していた馬が選ばれることはあっても、主戦として授賞式に出席することができていません。あの場にいられることは、ジョッキーにとっても本当に名誉なこと。来年の授賞式に主戦として出席できるようなパートナーに出会えるように、ここから頑張っていきたいですね。
スターリングアップのお母さんは、G1・2勝のソウルスターリング。3週続けて追い切りに乗せてもらいましたが、体が小さい割に馬力もあって、さすがG1馬の娘という素質を感じるとてもいい馬です。ただ、お母さんも難しい馬だったと聞いていますが、娘も気性面や口向きが難しい。トレセンには徐々に慣れてきているみたいですが、また競馬場の新しい環境になってテンションを保てるかがカギになるでしょう。レースではうまくエスコートしてあげたいですね。(JRA騎手)
【京都】
5スターリングアップB
12ヴォードヴィル C
(本紙評価)