森一馬騎手=栗東・松永昌博厩舎=は、2月24日の小倉4Rでイフティファールに騎乗して1着となり、JRA障害通算100勝を達成した。2012年2月の障害デビューから661戦目の到達で、史上30人目、現役7人目。障害重賞は21年の中山グランドジャンプ・JG1(メイショウダッサイ)など11勝を挙げている。
森一馬騎手「障害100勝という数字はそこまで意識していなかったのですが、100勝が近づくにつれて、周りから声をかけていただくことも多くなり、皆さんに応援していただけているなと感じていました。(イフティファールは)前回の初障害でも同じ小倉のコースで頑張ってくれていましたし、きょうは自信を持って乗ることができました。レース後は、毎回ゴールするたびに思いますが、馬に対してありがとう、よく頑張ってくれたね、という気持ちが一番に来ました。今の自分があるのは、すべて師匠の松永昌博先生のおかげで、来週で定年引退されるのはさびしい気持ちもありますが、教えていただいたことをこれからしっかり生かして1鞍1鞍頑張っていきたいと思っています。最近は若手の騎手も障害に乗り始めたり、障害限定の免許を取る人がいたりと、ここ数年で変化が生まれてきています。障害に乗っている皆さんと切磋琢磨(せっさたくま)しながら、お客さんに盛り上がってもらえるレースができたらと思っていますので、レース数は少ないですが、応援していただけたらうれしいです。これからも頑張ります」