◆第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月3日、中山競馬場・芝2000メートル=1~3着馬に皐月賞の優先出走権)
昨年9月にこの舞台でオープンの芙蓉Sを勝った実績馬のシリウスコルト(牡3歳、美浦・宗像義忠厩舎、父マクフィ)が巻き返しを期す。1週前追い切りは美浦・Wコースで三浦皇成騎手を背に古馬オープンクラスをパートナーに10馬身追走から併入と速力を披露した。宗像調教師は「少し行きたがる面があるので前半は控えたけど、出してからはスッと早かったね。気持ちの面も範疇(はんちゅう)内という感じ。感触は良かったです」と手応えを感じ取っていた。
前走のホープフルSは中団でじっくりと脚をため、最後の直線では懸命に末脚を伸ばす見せ場十分の0秒6差6着。トレーナーは「1戦ごとに大きくなって成長しています。中山がいいのかなとも思います」と舞台適性に期待を込める。