【チューリップ賞】イクイノックス届かなかった〝クラシックの夢〟を妹がつかむ!まずは重賞初Vだ

栗東移動後の調整も順調なガルサブランカ
栗東移動後の調整も順調なガルサブランカ

◆第31回チューリップ賞・G2(3月2日、阪神競馬場・芝1600メートル)

 偉大な兄を追いかける。桜花賞トライアルの第31回チューリップ賞・G2(3月2日、阪神・芝1600メートル=3着まで優先出走権)にガルサブランカが出走する。兄はG16連勝でJRA史上最高獲得賞金を獲得し、23年のレーティング世界1位に輝いたイクイノックス。父にキズナを迎えた良血が重賞初挑戦を迎える。

 昨年末に引退した兄も手がけた木村調教師が「まだまだ成長途上の段階」と語るように、大事に育てられてきた。昨夏のデビューから3か月半、3か月と間隔を取り、キャリア3戦目。しかし、新馬は上がり32秒8の切れ味で快勝し、前走も2着に敗れたとはいえ上がり33秒2で差を詰めての惜敗と、素質の高さが伝わる走りを見せている。

 今回は早めに美浦から栗東に移動して調整。21日はCWコースで古馬相手に遅れたが、6ハロン85秒3―11秒5としっかり伸びた。「全体の時計が遅くなってしまったので、そのあたりを週末の調教で修正していきたい。現状のパフォーマンスを発揮できるよう、しっかりとコンディションを整えていきたいと思います」と木村師。まずは大舞台の切符を手にして、兄が届かなかったクラシック制覇への道を切り開く。

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