◆第19回オーシャンS・G3(3月2日、中山競馬場・芝1200メートル=1着馬に高松宮記念の優先出走権)
第19回オーシャンS(3月2日、中山=1着馬に高松宮記念への優先出走権)に出走するトウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞厩舎)が、京阪杯からの重賞連勝に挑む。同レース連覇を懸けて臨んだ前走は、最後の直線で大外から豪快に末脚を伸ばし、2馬身差の差し切りV。1年ぶりに重賞タイトルを手にし、完全復活を印象づけた。高柳瑞調教師は「右回りの1200メートルはいい条件」と舞台を歓迎する。
22日の1週前追い切りは美浦・Wコースを抜群の前進気勢から雨で重くなった馬場を全く気にせずストライドを伸ばし6ハロン82秒9―11秒5をマーク。トレーナーは「もともと時計は出る馬ですが、無理することなく82秒台でした」と仕上がりの良さを感じ取る。さらに「放牧効果で体は増えているが、以前は体が増えてこなかった。ようやく成長してきたことは感じます」。3つ目の重賞タイトルをつかみ、短距離界の主役に名乗りを上げる。