◆第67回阪神牝馬S・G2(4月6日、阪神・芝1600メートル)
昨年の秋華賞でリバティアイランドの2着に迫ったマスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)は、前走の東京新聞杯で1番人気に推されたが、6着に敗れた。敗因は初のマイル戦というよりも、ゲート内で突進してしまい、出遅れてしまったのが大きかった。初の関東への輸送もあり、ナーバスな面が出てしまったと捉えたい。
この中間はソフトな調整が続いているが、テンションを考慮してのもので、切れのある動きを披露している。2度目のマイル戦、ローズSでレコード勝ちをした阪神コースでもあり、牝馬限定戦なら能力は上位。スムーズにゲートをクリアできればあっさりも十分だ。(山下 優)