藤岡康太騎手合同葬でJRA吉田理事長が弔辞「1万5000を超える記帳、8000の献花。ファンに愛されていた証」

藤岡康太騎手の合同葬で祭壇に飾られた遺影(カメラ・岩田 大補)
藤岡康太騎手の合同葬で祭壇に飾られた遺影(カメラ・岩田 大補)

 落馬事故で10日に逝去した藤岡康太騎手(享年35)の日本中央競馬会と日本騎手クラブによる合同葬が15日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで営まれた。祭壇には笑顔の藤岡康騎手の写真が大きく飾られていた。

 東西からたくさんの騎手、調教師、馬主ら関係者が集まり、故人に別れを告げた。JRAによると、約1000人が来場、供花は652基、弔電は92通だった。また、一般のファン向けに備えられた焼香台には、107人が集い、35束の花束が供えられた。

 戒名は天翔院駿温康輝居士(てんしょういんしゅんおんこうきこじ)。葬儀委員長を務めた吉田正義・日本中央競馬会(JRA)理事長が最初に弔辞を述べた。

 吉田理事長「あまりに早い別れで、悲しみに耐えません。これから大いなる活躍が期待され、残念でなりません。マイルCSは乗り替わりで勝ちましたが、控えめな笑顔でしたね。フェアプレー賞を4度も受賞し、若手のお手本となっていました。卒業文集を拝見し、ウインズ後楽園での感想を述べていて、“競馬というのはたくさんの人に支えられている。デビューしたらファンサービスを積極的にして、楽しんでもらえるように頑張ります”と。ファンサービスにご協力いただき、頭の下がる思いでした。1万5000を超える記帳、8000の献花という多くの弔意が、改めてファンに愛されていた証と思います。人望のあるお兄さん、お父さんとともに、誰からも愛されていました。康太くん、天を翔(か)けながら、私たちの競馬を見守っていてください」

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